【平成30年11月19日(月) 熊日で清田先生の記事 】

11月18日(日)の熊日新聞『読者ひろば』に、本校の清田先生が、味噌天神例大祭と志成祭の事を書いた投稿文が掲載されました。

文面は、次の通りです。

 

高校生の成長 温かい見守り

清田一弘(56)

=高校教員(熊本市)

10月25日は熊本市にある「味噌天神」の秋の例大祭。隣接している私が勤務する高校では同日、地域と一体で文化祭を行っており、今年で5年目を迎えた。

一昨年の熊本地震で神社は大きな被害を受けた。その年の文化祭から神社復興のため、収益金の一部や募金などを寄付している。前日の準備も地域の方と生徒たちの協力で行われた。当日は晴天にも恵まれ、500人の方でにぎわった。

今年の文化祭では、生徒たちのステージ発表が目立った。屋外ステージでは、生徒による歌やギター、ピアノ、バイオリン演奏やダンスなどで盛り上がった。私もUSAダンスで、さびのところだけ飛び入り参加した。

不登校などを経験した生徒たちが、大勢の人々の前でパフォーマンスする姿に、会場からは大きな拍手と声援が上がった。失敗しても温かく見守ってくれる仲間や地域の方の前だからこそ、安心してステージに立てている。今年は勇気がなかった生徒たちも「来年は自分も」という目をしていた。

地域の祭りと文化祭の中で、高校生たちが元気と笑顔を届けてくれた。街の小さな神社と共に、生徒たちは確実に成長し続けている。