【令和5年12月28日(木) 清田先生の記事】

清田です。
12月28日(木)の熊日新聞『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
年末の特集「1年を振り返る」に投稿した文章です。4月から1年生のクラス担任になっての私の素直な気持ちです。

文面は、次の通りです。

管理職を退きクラス担任に
清田一弘(61歳/高校教員/熊本市)
 本来なら定年を過ぎた年齢だが、勤務する通信制高校で1年生の担任をしている。管理職を退き、孫のような生徒たちと過ごす日々の学校生活が楽しくてたまらない。
 入学してきた22名の生徒のほとんどが中学時代に不登校を経験している。そんな生徒たちが緩やかな学校生活の中で少しずつ成長していく姿に目を細める毎日である。
 今、クラスは転入生を迎え30名を超えている。変化する人間関係に戸惑いもあるようだが、孫に接するおじいちゃんのようにじっと見守っている。
 そんな生徒たちと過ごしていることもあり、今年は各地のPTAや不登校の親の会から「不登校の子どもたちにどう接したらよいか話してほしい」と講演依頼も多かった。具体例を交え、目の前の生徒たちの成長を語った。
 私がやっていることは、「学校に行けなくてつらい気持ちの生徒たちにいい距離感で寄り添うこと」。そして「今かな?と思うときに次のステップに行けるよう背中を押すこと」である。この距離感とタイミングは、年齢を重ねて得ることができたものである。
 体育の時間に生徒たちに交じりテニスやバトミントンを行った翌々日には、体のあちこちに痛みと老いを感じることもあった。そんな私を気遣う優しい生徒たちに囲まれ幸せな一年であった。