【令和2年1月15日(水) 「殻を破るのが志成館」改め、「殻ごと食べるのが志成館」】

今日の体育は子飼商店街の散策を行いました。

昭和を感じさせるレトロな景観を生徒たちは楽しんでいたようでした。

から王のから揚げ屋の前ではみんなが立ち止まって、「ここがいつもお世話に

なっているから揚げ屋さんの本店かぁ…」と感慨深げに見つめていました。

そして、本日の目玉は昆虫食体験。内心、「自販機が全て売り切れならなぁ…」

などと思いつつ、歩みを進めました。すると生徒が、「何だ。売り切れじゃん」

これには密かに心の中でガッツポーズをしたのも束の間、生徒の一人が「あっ、

中の店舗は空いてますよ、先生」。

何という思いやりでしょう。有難すぎて、涙が出そうになりました。

さらに、店主の方に「一番まずい奴、どれですか?」、悲しみが止まらない…。

とりあえず、カナブンを購入し、学校へ戻りました。

いざ、実食タイム。蓋を開けてみるとそのまんまカナブンでした。

茹でたものを乾燥させ、塩を振ったものです。添加物なし、不飽和脂肪酸なし、

着色料、保存料なしの見た目が気持ち悪すぎる健康食品です。

とりあえず、一口。バリ、バリ、ボリ…。フライビーンズの食感の後にエビの

ような味がして、エビの殻を食べているような食感になりました。

臭みなども特にありませんでした。案外、普通で全然まずくないし、テレビで見

るようなリアクションはオーバーリアクションなんだなと思いました。

その様子を見て、たくさんの生徒たちが次々に「食べてみようかな」

みんな、「まずくない」「案外、おいしい!」との声が。

10人以上が試食を行いました。

去年の志成館のキーワードは「殻を破るのが志成館」でしたが、今日の体験を

通して、「殻ごと食べるのが志成館」になってしまいました。

あと少しカナブンが残っているので食べてみたい方は職員室まで、お早めに!

「熊本の通信制高校・志成館、ここにあり!」