【令和4年10月1日(土) 清田先生の新聞記事!】

『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
秋休みを利用した修学旅行を満喫して帰ってきた生徒の様子を見て、秋休みの大切さを感じました。そんな思いを綴りました。。

文面は、次の通りです。

精神的に安定秋休みの効用
清田一弘(60歳)=高校教員(熊本市)
 勤務する通信制高校は、2学期制を採っている。夏休みは通常通りで、9月に授業は再開されるが、その3週目には前期単位認定試験が行われる。試験終了後は2週間の秋休みとなり、10月から後期の授業が始まる。
 通常の3学期制の場合、生徒たちは、夏休みまで体力的・精神的に無理をしながら何とか頑張る。休みの間に前向きな気持ちで過ごし、リフレッシュ・リラックスできれば、また2学期には学校に行けるだろう。しかし、強いストレスや疲れをずっとためてきた生徒は、学校に戻れるほどのエネルギーを満たしきれないともある。
「子どもの自殺」が夏休み明けに増える傾向にあるのは、学校の再開で環境が変わり、精神的に不安定になりやすいことも原因の一つと考えられる。
そういう点で、秋休みのある2学期制は、夏休みが終わり、前期単位認定試験はあるものの、それを乗り越えると、また休みが待っている。また休めるという安心感で精神的に不安定になりにくい。
生徒たちは、この秋休みを利用して、希望者による修学旅行に出かけた。コロナ禍のため、1泊2日の佐世保・ハウステンボスへの旅にした。この楽しみのために、試験も頑張れたのかも知れない。