【令和6年2月7日(水) 基礎を固めよう ~バレー講座~】

今日の体育は体育館とバドミントンでした。

しかし、生徒の集まりが6名とあまり良くなく、バレーのみを行いました。

この状況は一見まずそうですが、今日はそれを逆手に取りました。

一人一人の競技レベルを上げるために思い切って、基本の動作の習得から始めました。

 まずは構えから。構えを上体と下体に分けて、それぞれの姿勢作りから始めました。

 次に、そこからの足運び、それができたらパス回しを行いました。あえて、いつものボールを

使わずにソフトバレーボールを使いました。ボールへのタッチの感触が残りやすいのでタッチの

仕方を教えやすいのととりあえず次に続けやすいためです。基本的にアンダーではなく、オーバーで

触ることをさせました。15分ほどで慣れてきて、動き出しが格段に速くなり、ボールをかなり遠く

まで終えるようになりました。次は3対3に別れてからネットを挟んでのパス回しです。

 最初はネットとの距離感や味方との距離感で動けず、オーバーではなくアンダーで触っていましたが

指摘すると少しずつ改善していきました。10分ずつでポジションをローテーションさせると見違える

ように上手になりました。

 そこから、また難易度を上げます。今度はいつもの硬いボールに変更しました。球が硬いので

ちょっと痛いし、なかなかボールが上に上がりません。だから、今までとは違うタッチをしようとする

ので、これも指摘。しかし、今度は慣れるのが早く10分で修正できました。これも10分ずつで

ローテンション回しました。ポジションの役割がわかりお見合いをすることがほとんどなくなり

ました。アタックもここから取り入れさせました。かなりの確率でアタックまで展開を持っていける

ようになったところで、次は試合形式で行いました。

 ここからは何も言わなくても生徒たちが自分たちで試行錯誤をし始めました。良いプレーの時だけ

しっかり褒め、上手くいかないときは、おしい、の後に一言改善点を伝えました。前回までは、6人で

も先生が入らなければアタックまで行きつくことはほぼありませんでしたが今ではバキバキとアタック

を打ってくれるではありませんか。最後にかなり自信がついてきたところで、可能な限り二人で完結

させてという注文をつけました。これも、最初は戸惑いましたがすぐに慣れました。これにより次回

で彼らの内二人が一つのチームに入りさえすれば、試合が回るようになるわけです。アタック要因は

本日参加でない生徒にはたくさんいます。つまり、先生無しでも、試合が回せるわけです。願わくば、

今日のメンバーが別の生徒に学んだことを伝えてくれるといいし、後輩にもそれをやってくれると

もっと嬉しいです。それができれば甲斐先生はバドミントンの指導にまわれるという訳です。

この計画が上手くいくといいですね。問題は次回まで学んだことを維持できるかということです。

勉強と同じで復習や反復練習を行わなければ、次回には忘れています。バレーは最低でも今月は

もうないので、あとは普段の生活に今日の学んだ動きを取り入れ、使っていくことです。今日は

伝えはしましたので、今後どうなるかは楽しみです。終わった後の生徒たちの様子を見ると自分たちの

著しい成長を感じているようでした。期待通りになりそうな気がしてきました。

期待通りになるように期待しています。来年の楽しみが増えました。

次回はおそらくテニスを行います。テニスでも今日の動きは応用が利きますよ。お楽しみに!