【令和元年8月5日(月) 料理の道は一日にして成らず】

 本日から甲斐先生が不在のため、お昼の調理はどうするのかという問題が志成館には転がっていました。腹を空かせた私沖住はお腹と頭の両方を抱え、校内を歩き回りました。そんな折、馬すじを手に参上する一人の生徒が!

「あぁ!これが伝説の・・・」「そう、これがあなたの探していた馬すじですよ」
そんな掛け合いがあったのかは知りませんが、さっそくクッキング開始です。

 当然、何の食材も用意していないものですから、冷蔵庫を開けたり閉めたりして食材を探す二人。

 なんとか見つけた食材は、食パン、たまご、ベーコン、馬すじ。馬すじに場違い感を感じながらも、これらを使って(&我々の腕で)出来る料理を考える。

 頭をフルスロットルで回す。スパコン「京」の生まれ変わりのつもりで頭を回転させる。そして我々が導き出したるは・・・

「ホットサンドと馬すじ煮込み」

 食い合わせ、というものに囚われていては、料理界に発展はない、我々は料理界のコペルニクスとガリレオなんだ!この組み合わせが料理界に大転回をもたらす!

 という信念の元、まずはたまごを焼く、ただ焼く。
次にベーコンを焼く、ただ焼く。そしてパンを焼く、ただ焼く。

 そして出来上がるホットサンド。火で「焼く」という技術を発見してくれた先祖に感謝です。焼くだけでホットサンドが出来るとは。

 次に切ったたまごの余りを切る。ネギも切る。

 錦糸たまごとは呼べないほどの微妙な太さのたまご。実はこれには理由があります。うどんのカップ麺を持ってきた生徒にあげるために切ったのです。だからこの太さなのです。この論理の飛躍の溝は各々想像してください。決して細く切れなかったわけではない。

 そして、馬すじ!生徒が試行錯誤しながら味をつけてくれました。美味美味でありました。

 さてさて、私たちの料理が終了したわけですが、終わってみて我々が思ったことは「甲斐先生、そして食材をもってきてくれる生徒の皆さま、いつもありがとうざいます」ということでした。

 食い合わせも何も、出来た順に、別々に食べてしまったので、それぞれただおいしかったです。