【令和2年5月26日(火)熊日読者ひろばに清田先生】

今朝の熊本日日新聞に清田先生の投稿が掲載されています。

文面は以下の通りです↓

『学校再開へ向け緩やかに発進』清田一弘(58歳/高校教員/熊本市)

新型コロナウィルス感染拡大防止に向けての臨時休校が間もなく終わりを告げる。現在、それぞれの学校で、登校日を設けるなどして6月1日の学校再開へ向けての準備中である。

私が勤務している通信制高校も同様である。4月中は、個別の自由登校にしていたが、5月の連休明けからは、学年毎の登校日を設け、レポート指導の時間に充てている。

本来、通信制高校では、登校しなければならない日数は年間20日程度である。本校では通常、毎日授業を行っているが、日数的に支障はない。他校でもスクーリングの時期を夏以降にずらすなどして対応すると聞いている。

コロナの影響は、通信制高校の生徒にとって、大きな影響はないと思う。多くの新入生が中学時代に不登校だったが、休校期間は安心して欠席することができ、その間に元気を取り戻し、新生活に慣れることができている。

私自身もこの期間を利用し、生徒宅への家庭訪問や通院中の心療内科へ助言をいただきに行くことができた。また、大学受験予備校を併設しているため、受験を控えた3年生には、少人数での学習指導を行っている。

やがて本格的に学校再開するが、新年度が緩やかにスタートしたことで、幸に転ずるような気がする。これから生徒らと共にゆっくり歩んでいきたい。