【令和7年7月9日(水) いろいろあった水曜日。そして、かつては沖住であったものたち…。 】

 昨日に続き今日も突然の夕立に面を食らう水曜日でしたね。

しかしながら、夕立はありつつも志成館の生徒たちは様々な活動に取り組んでいました。

 まずは、お昼前に生徒とcocosaまで献血呼びかけボランティアに行ってきました。初回でしたので、レクチャーを受けました。献血までの流れを紹介する動画には芸人の「しゃかりき」さんが登場され、楽しく流れを理解することができました。この動画だけで、来た甲斐があったかも、と思ったりもしました。レクチャーの後、下通で早速、声掛けの実践。なかなか道行く人が興味を示してくれないのが常です。とりあえず、私(甲斐)がさくらになって献血PRしようと思って、問診まで行きましたが前日に飲んだ抗生剤のせいでアウト…。みんな、ごめんよ…。ケガが治ったら献血します。生徒たちはしっかりと仕事をこなしました。熊本ライオンズクラブというボランティア団体の方々と活動ができて、生徒たちも良い経験と思います。

 それから、午後は5F調理室から何やら香ばしい匂いが漂ってきました。1,2年生の女子たちがマカロンやフィナンシェを作っていました。マカロンはプロでも結構、失敗が出るらしのですが、今回はほとんどなく素敵なマカロンが焼き上がりました。少し大きさにムラがあったと生徒は満足ではなかったようですが私(甲斐)としては少しくらい不揃いな方が手作り感やあたたかい感じがするので、何だか・・・、大好きです!フィナンシェも最高の焼き上がりでしたよ。

 そして、今度は駐車場からにぎやかな生徒たちの笑い声に交じって、直接耳小骨を刺激するような鈍くて低いヴィーン…、カリカリカリカリ…という不協和音が聞こえてくるではありませんか。一抹の不安を覚え、恐る恐る階段を降りていくその先の格子の向こう側には、白髪交じりの髷(まげ)を刈り取られた落ち武者が無残にうなだれた姿が!これは何事!?・・・。

 沖住先生の断髪式でした!以前、「自分でツーブロックにしようとして失敗した」だとか「だから、また坊主にしようかな」と沖住先生が言っており、それを聞いたある生徒が「あっ、刈ってみたい!」というやり取りをしていたような気がします。念願が叶ってよかったですね!

 沖住村の稲を刈りつくした後、後片付けを行い、排水溝周りに後でまとめて捨てれるようにと、かつては「沖住でったもの」を残して、一旦、その場を離れると八代から帰ってきました。車から降り、志成館館内に行こうとする矢先、高杉先生の眼前にはアスファルトに伸びる謎の液体の筋、その先に広がる水たまりに浮かぶは無慈悲に斬り捨てられた白髪交じりの毛髪が…!可哀そうな高杉先生…。心底、びびったらしいです。びっくりさせて、ごめんね。まあ、一番可哀そうなのは散々、自分の畑を荒らされてネタにもされた挙句、女子たちから散り散り散った「沖住であった残滓」を「キモい~」とか言われた沖住先生なんですけどね…。あっ、一番罪深いのは私(甲斐)なんですけどね!明日は沖住先生からの憤怒の黒炎で消炭にされそうです。ひょっとしたら今晩、呪殺されるかもしれないので、せいぜい額に「肉」という呪術符を貼って寝ます。ごめんよ、沖住先生!でも、今日は久しぶりに心から笑えた気がします!ごっつぁんです!!