【令和4年12月13日(火) これはいい文章だ!】

今は師走。職員たちは今日もレポートの添削に追われています。

その中で総合的な探求の時間Bのレポートの中で「幸せについて感じたこと、考えたことを書きなさい」

という項で素晴らしい文章を書いてくれている生徒がいました。早速、生徒に了解を取れましたので

ご紹介させていただきます。

人は人それぞれの幸せがあって、人によって形が違う中に自分なりの幸せの形を見つければいいと思った。友だちと居るのが幸せなら、その友だちを大切にしていれば相手にもそれがつたわるはずだから。恋人と居るのも幸せなんだとすれば、守り、支えっていれば、きっと形は残るがその分、別れがつらくなるけど、また新しい幸せを見つければいいと思う。ただ1人がほんとうに幸せなのかと思ったことがある。1人は気楽で自由だけどその分、さみしい。だから、ぼくは1人の時間と1人が幸せなのは一瞬でどうやってもさみしさがあって怖くなる。人の幸せは人それぞれだけど、幸せと孤独は違う。友だちや家族に話せない気持ちは痛いほどわかる。でも、そんなとき誰か話せる人がいると、きっと話を聞いてくれる時間は少し幸せだと思う。

とても味わいのある文章ですね。自分の気持ちを飾らない自分の言葉で表現できることって、すごい

です。普段から接している生徒の文章なので自信を持って言えます。話をする時のそのまま言葉

なんです。大人の私(甲斐)は自分の言葉を文字に起こすことがとても怖くて、いつも仮面をかぶって

文章を書いています。ここまで素直に自分の言葉で表現できる生徒にちょっとだけ嫉妬してしまい

ますね。いいものはいい、だけど私も負けていられません。毎日ブログを書き書き、自分の拙い文章

を磨いていきたいものです。